「安易な抜歯はしない」
私たちの、こだわりです。
~次のようなケースに対応します~
- ひどく悪化した「虫歯」
- 重度まで進行した「歯周病」
- 「歯の根」の病気
~次のようなケースに対応します~
虫歯や歯周病が重症化し、「歯を抜くしかない」と言われた方に知って欲しいことがあります。抜歯を行えば痛みはなくなるものの、次のような問題が出てきます。
例えば、抜歯後に「入れ歯」を入れた時、「噛みにくくなる」、「目立つ」、「食べ物が挟まって痛い」などの問題が発生します。また入れ歯は他の健康な歯を支えとしますので、使っているたびに支えとなる健康な歯に負担がかかり、最終的にはその歯も抜かなくてはならなくなるかもしれません。
抜歯して「人工の歯」を入れた場合と、ご自身の「健康な歯」を残す場合では、その後の生活が全く違ってきます。
そういった理由から、当院では抜歯せずに、「歯を残すこと」を最優先した治療を行っています。
具体的には、以下のケースがあります。
それぞれ詳しく説明します。
虫歯がひどくなると、写真のような状態になってしまいます。これはもう通常の治療は不可能で、「この歯は残せない」と言われることがほとんどです。
しかし、「エクスリュージョン」という治療法を行うことで、抜歯回避が期待できます。
エクストリュージョンとは「矯正力による歯の梃出」のことで、簡単にいうと「歯に力をかけて引っ張り出す」治療です。歯茎に埋もれている歯を引き上げ、被せ物の土台にします。この方法ですと、抜歯せずに歯を残せる可能性が高まります。
歯周病によって歯を支えている顎の骨が溶けて無くなり、歯がグラグラしてくると「抜歯」を勧められます。そういった方には、顎の骨などを再生させる「歯周組織再生法」という治療法があります。
具体的には「エムドゲイン療法」と保険適用の「リグロス療法」です。
エムドゲイン療法は、「エムドゲイン・ゲル」というタンパク質を歯根の表面に塗ることにより、歯周病で溶けてしまった骨(歯槽骨)や歯根膜などの歯周組織を再生させるものです。世界の約40ヵ国以上で使用され、安全性が実証されています。また、日本国内においても厚生労働省の認可を受けております。
エムドゲインと同様の効果で、「保険適用」となる「リグロス療法」も行っています。「リグロス」は、やけど等で失った皮膚を再生する薬剤の濃度を歯科用に変え、2001年に誕生しました。20年以上の実績があり、信頼性は確かです。
「歯の根(歯の中の根管)」が細菌感染した場合、「根管治療」を行いますが改善がみられないケースがあります。「歯の根の先」に膿ができてしまった場合などで、抜歯を勧められることが多いです。
そんな時でも、抜歯を回避する方法として「歯根端切除術」があります。文字通り、歯の端を切除する外科処置です。
外科的に、根尖(根の先)を切断し、溜まっている膿の袋も摘出します。
これまで「抜歯を回避」するための治療法を紹介してきましたが、どんな症例にも適応できるものではありません。
しかし適応ケースであれば、抜歯せずに治療を行うことができます。
お伝えした治療法に対応していない歯科医院もあります。
その際は他の医院での「セカンドオピニオン」をお勧めします。
いま通っている歯科医院で「抜歯しましょう」と言われたとしても、諦めず、一度当院にご相談いただければと思います。
当院では、患者さんが抱えていらっしゃるお口のお悩みや疑問・不安などにお応えする機会を設けております。どんなことでも構いませんので、私たちにお話ししていただけたらと思います。
ご興味がある方は下記からお問い合わせください。